小山英樹のみらい教育LABO 記事アーカイブ

小山 英樹

火傷体験記①

全治1カ月半・・・。入院も手術もせずに済みましたが、結構苦しみました。
オンライン講座等ではお話ししましたが、このたびの火傷について書きます。
桜の季節になると無性に「タラノメ」を採りに行きたくなる習性のある私。今年も山の手をウロウロして旨そうなタラノメをゲットしました。で、夜。さっそく天ぷらにしたのですが、その熱々の油を左足の甲にぶちまけたのでした。4月10日のことでした。
もちろんその瞬間は熱かったのですが、あとは何も感じない。熱くも痛くも無いのです。
ですから水と氷でしばらく冷やしたあとは、天ぷらを肴にビールを楽しんだ次第です。
念のため、夜間診療に行って診てもらうと、先生は「痛くないってことは傷が深いってことです」とおっしゃる。翌日から病院通いとなりました。
10日経った4月20日が事務所の引っ越し。その日の朝から「激痛」がやってきました。作業の負担もあったのでしょう、その日の夜から歩けなくなり、3日間寝たきり。ちょうど火傷から1ヶ月となる5月10日まで、傷の痛みと、うっ血の痛み、捻挫のような痛みの三重苦をしっかり味わいました。
今日でちょうど1カ月半。傷はほぼふさがり、普通に歩けるようになりました。長かった~。
新型コロナの影響で、外出自粛要請が続いていましたが、私はその要請が無くても外出できない状況だったわけです。この時期を選んで火傷をしたようにも思います。
昨日まで書いてきたNamiさんこと小南奈美子さんの著書に『病は気から ニュー・アプローチ』があります。アメリカで内科・腎臓科の専門医として活躍されたNamiさんにとって、心と身体との関係を探究することは生涯のテーマでした。亡くなる5年前に書かれたこの書籍は、その分野の集大成とも言えます。
私は火傷を負ったのではありません。
私自身が、火傷を創り出した。火傷をすることを自ら選択した・・・Namiさんの考え方に従うとそういうことになります。
火傷の部位は左足だったわけですが、そこにもちゃんと私の意図が働いています。
続く。