小山英樹のみらい教育LABO 記事アーカイブ

小山 英樹

個体差①

めだかたちがすくすく大きくなっています。
Facebookの個人ページでご紹介しましたが、早い子は3㎝近くに育ち、大人の水槽で元気に泳いでいます。同じ時期に生まれた子でも、遅い子はまだ1㎝未満。随分個体差が生じるものです。
人間でも同じ。成長には個体差があります。それは身体だけでなく精神面でも。
うちの息子は遅めでした。身長は、クラスで1~2番目に小さく、中学に入っても私の膝の上に乗ってくるような幼さでした。
それが19歳になった今、身長は170㎝を超え、いっちょ前の社会人として20数万円の給与を得ています。
お友達と比較して「なんでうちの子は」と深刻に悩まれる親御さんもいらっしゃいますが、心配はありません。みんな、育ちます。それぞれのペースで。
それよりもどうだかな~と思うのは、大人になってからの成長です。
5年間関わっている企業があります。大半の社員さんに研修や面談を通して関わってきましたが、5年間通して関わり続けている幹部社員さんが数名います。
その中で、最近成長差が顕著になってきたのです。
物の見方が変わり、コミュニケーションが変わり、様々なことにチャレンジして成果を生み出している社員さんと、5年前と比較して行動も成果も変わらない社員さん。
「教員は40歳前後で大きく2つに分かれるように思う。頑張り続け、伸び続ける教員と、停滞して定年まで現状維持になる教員」・・・20年近く前にこう話してくれたのは鈴木建生先生ですが、それは教員に限ったことではなく、一般企業においても言えること。人間全般に言えることなのかもしれません。
何がその差を生み出すのでしょう?