小山英樹のみらい教育LABO 記事アーカイブ
小山 英樹
不安①
今日(9月3日)の午後から長崎県佐世保市で講座があるため、私は昨日のうちに京都から佐世保に移動しておく必要がありました。ところがそのタイミングで、台風9号が九州に最接近。
私の判断は、「飛行機が欠航になるかもな。でも、新幹線は止まらないだろう。博多まで行ければ大丈夫。JRが止まったとしても、バスがあるし、バスも運休になったらレンタカーかタクシーで行きゃいいさ。ま、最悪当日の朝移動でも間に合うし」
ところが、主催者氏のモードは違う。数日前から頻繁に連絡を入れて来ます。台風の動きや現地の状況を教えてくれます。電車の時刻を調べて送ってきます。到着してもらわないと困ると言ってきます。そして小山の行動計画を知りたがる、本当に来られるのか、絶対に来てください、安全に来てくださいと。
その連絡本数は、LINEだけ数えても14本。それまでに、講座の時間のこと、会場設営のこと、チラシのこと、教材のこと、コロナ感染防止対策のこと・・・Zoomや電話やメールやLINEのやりとりを散々してきていましたので、さすがに私もお腹いっぱい。
交通機関の麻痺については百戦錬磨。長崎県への移動は優に100回を超えています。おまけに該当の講座は、過去10年以上続けてきた講座。だから私にとっては何の不安も無いわけです。
でも、主催者氏にとっては一大事。「もしも・・・もしも・・・もしも・・・」不安がいっぱいなんですね。その不安の解決に費やしてくれたたくさんの時間とエネルギーを別の仕事に向けてくれたら・・・。
物事をどう捉えるか、どの程度の不安を感じるかは、本当に人それぞれ。今回は、それを実感しました。
数年前、私はある知人からこんなことを言われました。
「小山さんは、常人離れした才能を持って生まれてきています。特に発想力・行動力がすごい」
姓名判断によるとそうらしい。そんな自覚はないんですが、そうだとしたらありがたいことです。
彼はこう続けました。「そういう人の周囲にいる人間は大変です。小山さんにとって『何でもないこと』が、周囲の人にとっては『一大事』・・・なんてことが頻繁に起きるのです」
これは大いに心当たりがあります。
今回のこともそうだし、大きなことで言えば、退職・起業、家を買う、車を買い替える、事務所を移転する、教育コーチングをやめる、融資を受ける・・・、その都度、周囲の人(特に女性たち)は『一大事』と捉えて心配してくれます。そして「一大決心をし、周到な準備をしてはるんだろうから・・・」と最終的には納得し、応援もしてくれます。が、当の私はそれほどでもない・・・。
皆さんにとって小山英樹は、プラス思考?無神経?能天気?鈍感?バカ?
続く。