小山英樹のみらい教育LABO 記事アーカイブ

小山 英樹教育コミュニケーション

コーチング①

Refメソッドを学んでいただいて、それをどう活かすか・・・。
Refメソッドは、教育・指導・支援・子育て等のあらゆる場面において、相手との円滑な関係を築き、相手の求める成果と成長を最大限に引き出すコミュニケーションのあり方・技法です。
ですから、学んだことの活かし方は、授業(教科指導)、部活指導、スポーツ、文化・芸術の指導、クラス運営、社員教育・各種研修、子育て、家庭教育、保育、幼児教育、カウンセリング、ミーティング、会議、キャリア教育・キャリア支援、発達支援、医療・看護・・・。
Refメソッドを学んでいただいた、あるいは触れていただいた方が、それをどのように活用されているか、調査したことがないのです。定性化はしていても定量化をしていない。時期を見て調査し、定量化してみたいと思っています。
マンツーマンコーチングも、Refメソッドの活用法の1つです。「1つです」というより、大きなターゲットです。
私は1999年に初めて「コーチング」というものを体験しましたが、それはそれはきもちわるいものでした。
「こんにちは~、小山さん。はははは。今日こうして体験にお越しいただいて、私はうれしいです。コーチの△△と言います。34歳の会社員です。何か人の支援をする仕事がしたいと思ってコーチングを学び、資格をとりました~。いまと~っても幸せです。よろしくお願いしま~す。いまどんなご気分ですか~?へ~、ちょっと不安をお持ちなんですね~。何があったらその不安は小さくなりそうですか~?」
経験したことの無い会話でした。コーチは初対面に関わらずやたらめったらニコニコして、ぐいぐい来る。あとから考えれば、①ラポールを築く、②Iメッセージを伝える、③自己開示する、④オウム返しする、⑤「なぜ」を「何」に言い換える等々の技法を用いて私に関わってくれるのですが、私にとっては「なんじゃこいつ!?」
その何年か前に、自己啓発セミナーの勧誘を行う青年が2人、私のアパートに現れたことがありました。やたらめったらニコニコしながら、「こんばんは~!突然お邪魔して申し訳ありません。僕たち、日本じゅうの青年が本当にイキイキと自分を生きられるよう、応援をしている□□と○○で~す。あなたは青年ですか~?いま、幸せですか~?」と。きもちわるいったらありゃしない。
今、目の前で私に「コーチング」なるものをしようとしている△△さんは、そいつらの仲間かと思ったのです。
続く。